男性は就職する業界を間違えることを恐れ、女性は嫁ぐ相手を間違えることを恐れると言われるが、女性は誰もがすばらしい結婚を夢見るものだ。一方、「独身を貫いても、基準を下げて結婚することは絶対にない」と主張する女性が増加傾向にある。彼女たちは結婚に対して自分なりの態度を持っているが、現状に妥協をせざるを得ないときもある。最近実施された調査によると、「剰女」(婚期を逃した女性)の間で最も人気のない男性は、「鳳凰男」(農村出身で、一家のすべての財力を費やし教育を受け、山の巣から飛び立つ鳳凰になることから)だという。鳳凰男の他に、女性に嫌われ、死んでも嫁がないとされる男性には、どのようなタイプがあるだろうか?
◆鳳凰男
米月刊誌「ザ・アトランティック」(ウェブ版)は5月22日、「鳳凰男は一般的に身分が低く、頑張って勉強し、家庭内の財産を全て学費についやし、自らの成功により家庭の運命を変えようとする。鳳凰男は中国の婚活市場で、特に都市部の裕福な家庭で生まれ育った『孔雀女』の間で人気が低い。女性はこれらの男性のことを、安心感が持てず、失敗をいつも恐れ、ケチで、コンプレックスを持っていると感じており、妻や子供より親戚を優先しがちなところなども嫌われている。彼女たちは、これらの男性の性格が大人になった時点で、すでに根深いものになっていると考えている」と伝えた。
女性の家庭が裕福でなければ、鳳凰男は相手として相応しくないと感じる。また鳳凰男の親戚はさまざまな理由をつけて金を借りようとし、鳳凰男の「つて」を使って職探しをしようとするだろう。これに手を貸さなければ、親戚は鳳凰男が恩知らずの人間だと感じる。多くの中国人にとって、結婚は相手側の生活、大家族同士の融合である。成功した「鳳凰男」に嫁げば、男性側の大家族の終わることのない厄介事に巻き込まれるだろう。
◆貧乏な男
愛とパンのどちらかしか得られない時、剰女はパンをつかんでも、経済的基礎のない男性に嫁ごうとはしないだろう。現在の社会は生活の圧力が大きく、マイホームとマイカーの購入、子供の養育と両親の世話が必要で、何かにつけてお金がかかる。経済的基礎のない男性に嫁ぎ、愛しかなければ、どうやって生計を立てるというのだろうか。陳さん(32歳女性)は、北京という競争が激しい都市において、長年に渡り一人で奮闘しているが、頼りになる相手を求め続けてきた。陳さんは、「経済的基礎のない男性を選ぶことはない。このような都市において、家を買い子供を養育するお金がなければ、恐ろしいことだ。愛が欲しくても、最低限の生活を保証するべきだ」と話した。剰女たちはリッチな男性を求めるとは限らないが、最も基本的な生活が保証され初めて安心感を得て、一生を託す気になれるのだ。