基礎知識の試験は偏りはあるが、実施しやすく、比較的公平に行える。そのため、中国の高校受験と大学受験は数回の改革を経ても完全に変えることはできない。その上、競争の圧力が減らない中、いかなる評価システムも中国の家庭と学校の「結託」により極端に追いやられる可能性がある。
中国の基礎教育の大きな現実に目を向ける必要がある。すべて事実に基づき、他国と比べてはならず、中国の現実と照らし合わせなければいけない。大学受験制度の改革を速めると同時に、社会の信頼の構築も速め、学生の普段の成績の一部が大学受験の成績になるように条件を作り出す必要がある。
自らを過小評価したり、ほかの事に原因をなすりつけても無駄である。PISAの1位獲得の代償を減らす、懸命に学ぶ必要があっても精神的にゆとりが持てるようにするなど、現実的な態度で改善を目指すべきである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月6日