ドイツの同学者は、「春節は世界でますます歓迎され、欧州の首脳も近年挙って中国人に春節の祝いの言葉を述べるようになっている」と話す。イギリスの首相は春節に祝福の言葉を述べ、フランスではエリゼ宮殿で春節の招待パーティーが開かれ、ドイツ首相は春節前になると中国の指導者に電話で新年の挨拶をする。ベルリンやパリなどの欧州都市でもさまざまな催しが開かれる。これは中国の影響力が強まっている証拠であり、世界の人々と中国のつながりが深まっていることの表れである。
米国メディアは、今年は中国の馬年で、馬年の有名人にはマンデラ元南アフリカ大統領、メルケル独首相、ルーズベルト元米大統領、ピアニストショパンなどがいると紹介。中国だけでなく東アジアの多くの国で春節が祝福されており、中国が年々裕福になるにつれその影響力は強まり、中国人とビジネスをする人なら誰でも「新年快楽」、「恭喜発財」といった祝福の言葉を口にすると伝えた。中には馬年をビジネスチャンスと捉える人もいる。米国のあるネットニュースメディアは、「中国の新年到来、米国各都市で集客争い」と題する記事を掲載、米国の多くの都市で中国人観光客に7泊の休暇を過ごしてもらおうと準備が進められていると伝えた。国内の列車や観光地の人ごみを避けようと、海外に旅行に出かける裕福な中国人は非常に多い。中でも米国は人気の旅行先で、春節期間中に米国観光に行くという会計士を勤めるある中国人男性は、「中国人は米国での観光、買い物が大好き。米国は観光名所も多いからね」と話す。