ヤマトの宅配、中国郵政と提携へ 日本から中国全土に最短3日

ヤマトの宅配、中国郵政と提携へ 日本から中国全土に最短3日。 日本の物流大手・ヤマト運輸が中国郵政集団のEMSと事業提携を交わし、中国全土に宅配サービスを提供することになった。4月のスタートを予定しており、中国の消費者にとっては日本の通販サイトで購入した商品が最短3日で届くことになり…

タグ: 日本,物流,ヤマト運輸,宅配

発信時間: 2014-03-30 09:02:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の物流大手・ヤマト運輸が中国郵政集団のEMSと事業提携を交わし、中国全土に宅配サービスを提供することになった。4月のスタートを予定しており、中国の消費者にとっては日本の通販サイトで購入した商品が最短3日で届くことになり、他省からの配送とほぼ同じ感覚で日本の通販を利用できるようになり、とりわけ日本の通販サイトを利用する企業は中国でのさらなる発展が見込まれる。

業界関係者は、今回の提携実現は関税サービスへの信頼によるものとの見方を示している。現在、消費者は日本郵政が提供するEMSを利用できるものの、海外通販サイトの利用方法や通関手続き、関税の仕組みを熟知せずに利用するとトラブルが生じる場合があり、それによって追加関税を徴収され、配送が遅れたり、配送できなくなってしまう場合がある。

ニッセンの海外旗艦店やケンコーの海外旗艦店など「天猫国際」(中国B2C大手「天猫(Tmall)」の、海外商品を専門に扱うサイト)の日系店舗を取材したところ、そのほとんどが現在EMSを利用しており、中国に商品が届くまでに7~10日かかっているという。しかし、今回の提携でヤマト運輸が煩雑な通関手続きに介入するため、配送速度は従来の約半分に短縮されることになる。

ヤマト運輸と中国郵政は通関手続きの面で連携を図り、関税額と商品価格を事前に試算し表記する。ヤマト運輸は自社の物流システムで日本国内の商品の運搬を担当し、羽田空港から上海に出荷。中国郵政は商品の中国全土への配送を担う。送料は1キロ以内が2000円、2キロ以内が3500円を予定しており、利用頻度に応じて割引率を上げるとしている。今月25日時点の為替レートに基づくと、1キロ以内の送料は人民元で121.3元となり、中国の宅配業者「順豊速運」より30元(約495円)ほど安くなる。しかし、日本の通販サイトが提供する送料は1キロ凡そ30~50元(約495−825円)内であるため、送料は少々割高となる。

 

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