4月9日、河南省登封少林寺、釈永信方丈が暮らす三合院にて。
釈永信(しゃくえいしん)――少林寺の方丈(住職)、中国仏教協会副会長、河南省仏教協会会長、第九期全国人民代表大会代表、全国青年連合会委員。
釈永信氏が3月17日から24日にかけて僧侶団を率いて訪米した。期間中、釈氏はアップルやグーグルといった企業を訪れて経営陣と交流し、グーグルグラスといったハイテク製品を体験した。中国仏教協会副会長である釈氏は、欧米の進んだ技術を目の当たりにし、どのような思いを抱いたのだろう。先日、新京報の記者が釈氏に取材を行った。
(記者)
今回はなぜアップル社とグーグル社を見学したのですか?どんな印象を受けましたか?
(釈氏)
この二つの企業には少林寺の弟子がいます。またここは世界の科学技術をリードし、人々の生活習慣を塗り替えるようなハイテク技術の開発基地でもあります。双方お互いに少し興味があり、縁あって招きを受けたので見学させて頂きました。
個人的にはグーグル社の雰囲気が生き生きとしていて楽しく、少林カンフーのようだと感じました。アップル社は建物も内装も簡潔で落ち着いていて、製品のデザインはシンプルでありながら想像力に溢れていて、便利で使いやすい。この点は少林禅に共通するものがあると感じました。アップルを通じて世界と繋がることができますね。
(記者)
アップル社とグーグル社の製品はご存知ですか?使ったことはありますか?
(釈氏)
アップルの自動車に関する紹介を読んだことがあります。今回グーグルグラスを体験しました。グーグルマップやグーグル検索は使ったことがあります。