豪シドニー・モーニング・ヘラルド紙の報道によると、世界トップクラスの残骸捜索専門家であるデビッド・マーンズ氏は、マレーシア航空MH370便の捜索隊は墜落地点を確定しており、ブラックボックスの引き揚げが必然的になると語った。
サルベージ会社「Blue Water Recoveries」の責任者であるマーンズ氏は15日、BBSに対して、捕捉した4回のパルス信号は、不明機のブラックボックスのものであると確信していると語った。
マーンズ氏は、「彼らは実際には残骸の場所を見つけていると思う。政府は発表していないが、彼らが技術的に十分な情報を握っているかと聞かれれば、私はイエスと答える。彼らは4回も完全な信号をキャッチしており、いずれも正確な騒音スペクトルの範囲内で、その他のものからの信号である可能性はない」と指摘した。
マーンズ氏は、「政府関係者は慎重になっており、無人潜水艇『ブルーフィン 21 アルテミス(Bluefin 21 Artemis)』が残骸の写真を持ち帰るのを待っている」と語った。
マーンズ氏は米国人で、2008年に第二次世界大戦中にインド洋に沈没したオーストラリアの巡洋戦艦「シドニー(HMAS Sydney)」の残骸を発見し、2011年に大西洋でエールフランス447便の残骸捜索に協力した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月18日