仁川アジア競技大会の統計によると、今大会にはアジア競技大会理事会の45メンバー、選手約9700人が参加する。うち、中国から899人、日本から717人が参加。朝鮮代表団は選手150人を含む273人で構成される。
AFP通信は、今大会の最大の特徴は倹約だと見ている。報道によると、今大会の開催費用はわずか20億ドルで、前回の広州大会の10分の1であり、今年初めに行なわれたソチ冬季五輪の500億ドルに比べるとわずかな額に抑えられている。組織委員会は、今大会の重点は「新型、低コストの開催モデル」を作り出すことだとしている。
AFP通信によると、仁川大会の各競技種目のチケットは10%しか売れていない。また、韓国の『スポーツ朝鮮』の報道によると、アジア競技大会の各種目のチケット販売状況は分極化が激しく、自国のスター選手が出る種目のチケットは早くに売り切れたが、セパタクローやカバディなどオリンピック種目でない地域性が色濃く人気のない種目のチケットは買う人が少なく、メインスタジアムで行なわれる陸上のチケットは2%しか売れていない。
このようなことから、組織委員会は仁川市民に観戦を呼びかけ、高齢者や障害者を対象とした割引チケットを販売した。韓国の『スターニュース』は、多くの観客を引きつけるため、組織委員会は中秋節期間中に多くの「チケット贈呈」販売促進活動を行ったと伝えた。宣伝効果を高めるため、組織委員会は首都圏の8つの道路料金徴収所に大量の広告も張った。しかし、AFP通信は、主催側はチケットの無料配布を始めており、必要であれば学生や軍人を「席埋め」要員として手配することも計画していると明かした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月13日