インドネシアからシンガポールに向かっていたエアアジアの旅客機が28日早朝、管制塔との連絡を絶った。機内には162人が乗っていた。同機は現在も行方がわからず、インドネシアの官僚は、「旅客機が現在も飛行していれば燃料は尽きている」と話した。
同機が連絡を絶った理由、捜索活動の進展状況に関心が集まっている。
旅客機はいつ連絡を絶ったのか
インドネシア運輸省の官僚によると、エアアジア・インドネシア支社のQZ8501便は現地時間5時35分にインドネシアのスラバヤを飛び立ち、現地時間8時30分にシンガポールのチャンギ国際空港に到着する予定だった。ところが、旅客機は離陸42分後にインドネシアの管制塔との連絡を絶った。
現地時間6時15分頃、パイロットから雲を避けるため左に進路を変えるとともに高度を上昇させたいという連絡があり、その後に連絡が途絶えた。連絡を絶つ前、同機から遭難信号は発せられていない。シンガポール民間航空庁によると、同機は連絡を絶ったとき、インドネシアの飛行情報区内、シンガポールの飛行情報区とインドネシアの飛行情報区の境界地点の南東約200海里の地点にいた。