連絡を絶つ前にどんな異常があったか
パイロットは連絡を絶つ前にインドネシアの管制スタッフに、雲を避けるために予定の航路を離れ、高度を約9700メートルから約11500メートルに上げると連絡した。しかし専門家は、当時の天候はそれほど悪くなく、風も強くなく雲も厚くなく、航路を離れる必要はなかったと見ている。
エアアジアによると、同機の機長は6100時間の飛行経験があり、副操縦士も飛行時間2275時間で経験豊富なパイロットだった。連絡を絶った旅客機はエアバスA320-200型機で機齢は6年経ったばかりで、最後のメンテナンスは2014年11月16日だった。
エアアジアは本社をマレーシアのクアラルンプールに置くアジア最大の格安航空会社。2001年に経営者が変わってから安全記録は良好で、「世界最優秀格安航空会社」に何度も選ばれている。同社は東南アジア諸国に8社の支社を持ち、エアバスA320を中心に150機以上の航空機を保有している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月29日