『大公報』によると、世界大学評価機関の「Quacquarelli Symonds(QS)」は1日、「もっとも良い都市ランキング2016」を発表した。1位には404ポイントを獲得したパリが選ばれた。2位は398ポイントのメルボルン、3位は391ポイントの東京。香港は昨年の5位から3位に順位を落とし、373ポイントで8位だった。
「もっとも良い都市ランキング2016」は世界50都市の大学生を対象に国際的視野、保護者が安心できる安全指数、就職状況、生活費の負担、卒業生の競争力などをもとに作成。
今年も引き続き、パリとメルボルンが1位と2位に選ばれた。東京は昨年の7位(385ポイント)から3位に順位を上げ、昨年15位(357ポイント)だったシンガポールは380ポイントを獲得し6位に躍進し、アジアで2番目に良い留学先都市に選ばれた。北京は315ポイントで昨年より1位高い25位、台北は317ポイントで昨年より2位高い23位だった。
香港が3つ順位を落としたことについて、香港公開大学教育・語言学院の張国華院長は、ランキングは大学の学術レベルとあまり関係ないが、香港は高い家賃が購買力を引き下げ、順位に影響したとの見方を示した。張国華院長は、海外の学生が「香港は家賃が高すぎる」と話すのを聞いたことがあり、「シンガポールは海外からの学生引き入れに力を入れている上に、物価も高くないため、香港より順位が上になった」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月6日