東北農業大学乳品科学教育部重点実験室長、畜産品加工研究所長の霍貴成氏は、「温室効果ガスの85%は工業によって生じているが、畜産業が排出するメタンガスや酸化窒素などの温室効果ガスの影響も侮れない。同じ体積の場合、メタンガスの温室効果への影響は、二酸化炭素の25倍に達する。酸化窒素ならば298倍だ。メタンガスは主に肉や羊などの反芻動物が排出し、酸化窒素は主に動物の糞便から生じる」と話した。
霍氏は具体的に、「理論上、人類が肉類の摂取を減らせば環境保護につながり、地球温暖化の傾向を弱めることができる。中国のとうもろこしなどの農作物の主な用途は、畜産業だ。植物飼料の肉類への変換効率を3%として計算すると、肉の摂取量を毎日30グラム減らせば、少なくとも植物飼料を1000グラム節約することができる。農業用水や肥料などの消費を減らし、環境の圧力を軽減できる」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月10日
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