
業界内で「海外映像作品制限令」と呼ばれている「国家新聞出版広電総局の、オンライン海外映像作品の関連管理規定のさらなる徹底に関する通知」が、4月1日より施行される。同通知の規定によると、動画サイトは海外ドラマを配信する際に、「数量の制限、内容の要求、審査後の配信、統一登録」という4原則を遵守しなければならない。海外ドラマを新たに配信する場合、最終話までの放送が終わっており、これに字幕をつけ審査に提出する必要がある。審査通過後に配信許可証を取得し、初めてネット上で配信できる。これにて許可証がなくても海外映像作品を配信できる時代が終わった。動画サイトのリアルタイム更新、ネットユーザーのリアルタイム視聴に大きな影響が生じる。
ネットユーザーの間で人気のある韓国ドラマは、この制度変更により多くの影響を被る。中韓両国における配信時期が同時にならず、韓国ドラマの著作権使用料が従来よりも低下することで、今年の韓国ドラマが動画サイトに占める比率が大きく低下する。韓国ドラマの視聴に「時差」が生じる現状となっており、韓国ドラマも調整を行っている。一部の韓国ドラマは1話ずつ配信するのではなく、放送終了後に中国に進出する。これには李英愛(イ・ヨンエ)の復帰作「師任堂、the Herstory」、宋慧喬(ソン・ヘギョ)の新作「太陽の末裔」が含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月14日
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