シンガポールメディア:中国が移民局を設立か 外国人材の獲得手段

シンガポールメディア:中国が移民局を設立か 外国人材の獲得手段。

タグ: 移民局設立,汚染問題

発信時間: 2016-07-23 09:45:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

シンガポール紙「海峡時報」が先ごろ掲載した記事によると、消息筋の話として中国が初の移民局設立を準備しているという。

 中国は海外人材を誘致することで、製造業や投資に依存した状況からの脱却を図る。「この数十年、中国はこのような部門を作る必要はなかった。なぜなら国内の人口ボーナスによって2ケタの経済成長を維持できたからだ」と中国グローバル化シンクタンクの主任である王輝耀氏は述べる。しかし現在、中国は国外から新たな人口ボーナスを求めるようになっている。今後の経済成長に知的労働力の支援が欠かせないからだ。

 現在、60万人の外国人が中国で生活している。14億の人口を持つ中国ではわずかな存在に過ぎない。中国が海外人材を誘致する上での問題点となっているのが、ビザ制限や汚染問題、法治的な未整備といった問題である。中国グローバル化シンクタンクの研究によると、21世紀の最初の10年間で中国の永住権を取得した外国人は7300人に留まる。中国政府は、技術人材やイノベーティブ人材を中心として、すでに“グリーンカード”の発給を緩和している。

 とはいえ、国家行政学院の汪玉凱氏によると移民のハードルはとても高いものになる。「たとえ中国が移民局を設立し、新しい移民政策を行ったとしても、政府は依然として注意深く人選を行っていくだろう。当初、開かれるドアはとても狭いはずだ。中国が欲しいのはエリート人材だ。必要でない人材を大量に引き入れることはないだろう」。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月23日

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