英国文化協会のスポークスマンは、「中国は現在、教育に大きな投資を行っている。世界の経済と政治という舞台に加え、もう1つのカギとなる地位を確立している」と述べる。
同氏はまた、「競争力を持つ中国で学んだという履歴が企業に認められることを、学生たちはますます認識するようになっている。そのため中国留学する学生の数が増加するのも不思議ではない」と続ける。
リバプール大学で中国研究プロジェクトに携わるデヴィッド・グッドマン氏は、「中国留学する学生は中国文化に接触する過程で利益を得る。中国経済と就職市場が成長し続けているためだ」と述べる。
同氏はまた、「すべての人が中国の代弁者になる必要はないと思う。しかし中国に対する理解と接触は誰もが必要なことだ。中国で学ぶ学生たちは誰しも、そこから利益を得ることができるだろう。英語で受けられる授業があるのも素晴らしいし、外国人学生は中国を旅行することもできる」と付け加える。
中国留学をする外国人学生に対する中国政府による奨学金の規模は、この数年、拡大を続けている。統計によると、2015年は182カ国40,600人の留学生が中国政府の奨学金を得た。これは中国留学する外国人学生全体の10.21%にあたる。奨学金授与学生のレベルも昨年より上がっており、学士の比率は89.38%、修士の比率は68.01%となっている。中国政府の奨学金は、外国人学生の中国留学拡大に貢献している。特に青海省、寧夏回族自治区、貴州省、雲南省、江西省、四川省、広西省など中西部地域や辺境地域の留学生の増加が目立つ。奨学金が周辺国家に与える影響力が明らかな結果となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月19日