葉真氏は開幕式で、「中外博士研究員制度シンポジウムが中国で開催されるのは初めてである。他山の石、以て玉を磨く。出席者との交流を通し、互いの博士研究員管理に関する先進的な経験を参考にし、博士研究員制度のイノベーションの道を探り、博士研究員の活動をより生命力のあるものにしたい」とあいさつした。
シンポジウムに出席した国家人力資源社会保障部留学人員と専門家サービスセンター主任・中国博士研究員科学基金会副理事長兼秘書長の夏分峰氏は、「人は科学イノベーションの最も重要な要素であり、イノベーションとは人材が動かすものである。博士研究員制度は青年のイノベーション人材の育成に重要な役割を果たす」と述べ、博士研究員への資金援助に関する改革の基本構想は次の2つの面から着手すべきだとした。1つは、資金援助の構造を合理化し、博士研究員のイノベーション人材の支援体制を整備する。もう1つは、資金援助の取り組みを改善し、博士研究員基金の「人」に対する支援を取り決める。
ドイツ研究センターヘルムホルツ協会・電子シンクロトロン (DESY)海外事業所主任のフランク・ルネール氏は、「中外博士研究員制度シンポジウムの開催は非常に有意義な試みであり、中国内外の関係分野の専門家がこの場を借りて経験を分かち合い、博士研究員制度の今後について意見を出すことは中国とドイツの博士研究員交流事業の整備にも重要な役割を果たす」と語った。
2日間のシンポジウムで、中国内外の出席者は「博士研究員育成活動の発展状況及びその特徴と現実問題」、「博士研究員のサービスと利益保障」、「博士研究員の引き入れ、育成と使用」、「中外の博士研究員制度の比較研究」などについて発言・交流する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月11日