北京市大気重度汚染緊急指揮部は21日午後、北京市が21日24時に「大気重度汚染赤色警報」を解除し、各種緊急措置を終了すると発表した。ナンバープレートによる交通規制を解除し、教育主管部門も全市の幼稚園・小中学校などの授業を再開する。
マスクの販売量、1日300万枚
煙霧重度汚染赤色警報が発令されてから5日間に渡り、ECモールの京東商城はマスクを1500万枚以上販売した。前年同期比約380%増で、1日平均300万枚以上となった。
京東商城のデータによると、赤色警報が発令された16−20日に、マスクを1500万枚以上販売し、前年同期比約380%増となった。空気清浄機は約210%増の11万台。PM2.5測定器は105%増。肺を潤し咳を止める効果があるとされる食品の販売量も急増した。
煙霧対策グッズの販売のピークは、煙霧が最も深刻と感じられた19−20日に訪れた。マスクの販売量は前年同期比で約935%増となり、空気清浄機は約420%増、PM2.5測定器は約200%増。データが発表された21日に、京東商城の子供用マスクが売り切れになった。
マスク、空気清浄機、PM2.5測定器の売上トップ10の地域のうち、北京市が1位となった。マスクのトップ3は北京市、陝西省、天津市、空気清浄機は北京市、河北省、天津市、PM2.5測定器は北京市、四川省、河北省。
各地で近年大気汚染が発生し、マスクや空気清浄機などが、ネット通販の「実需」になっている。医療・健康サービス「阿里健康」が発表した調査報告書によると、北京市、上海市、天津市などは、マスク及び空気清浄機のネット通販購入量が全国トップクラスとなっている。うち北京の支出が最大で、ネット通販の規模で上海市の2倍弱に達している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月23日