2016年は「豪邸イヤー」と呼ばれ、豪邸の成約件数が急増し、価格も急騰した。
上海易居不動産研究院が発表した2016年の「1級都市豪邸市場研究報告書」によると、1級都市の豪邸の成約件数は昨年、前年比44%増の2万戸弱に達した。また2016年第4四半期の、1級都市における豪邸の成約件数は1平方メートル当たり平均9万7152元に達し、過去最高となった。前年同期の7万6526元と比べると、27%も上昇したことになる。同研究院は「1級都市の豪邸市場は量も価格も上昇しており、住宅商品の豪邸化の傾向が見られる」と分析した。
最も高い豪邸、1平方メートル当たり20万元以上
統計データによると、最も高額だった団地「湯臣一品」の平均価格は、1平方メートル当たり20万6000元に達した。
1級都市の住宅用地の供給量が年々減少し、地価が急騰している。開発業者はプロジェクト開発で利益を得るため、付加価値を生む多くの関連施設を設置している。これにより多くの豪邸ではないプロジェクトも、高級化の道を歩み出した。
成約件数、前年比の増加率は40%以上
1級都市の豪邸の価格が上昇しているが、成約件数は減少していない。上述した報告書によると、1級都市の2016年通年の豪邸成約件数は1万9811戸で、急増した前年比でさらに44%増となった。
都市別に見ると、上海の成約件数が52%を占め、全国の豪邸市場の過半数に達したとみられる。2位は深セン(29%)、3位は北京(18%)で、広州は1%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月25日