外交部は24日、領事工作メディア会見を開催した。現在までに一般パスポートを持つ中国国民へのビザ免除または到着ビザの可能な国と地域が60カ所に達したという。
外交部領事司の郭少春司長は、中国は9つの国において全面ビザ免除協定を結び、15の国と地域におい て一方通行でのビザなし入国が許可され、37の国と地域において一方通行での到着ビザの取得が可能となった。うちインドネシアは、ビザ免除と到着ビザを同時に実施する。すべて一般パスポートが対象。
これらビザ免除または到着ビザが可能な国と地域の中には、人気の観光先が少なくない。具体的な地域名は「中国領事サービスサイト」で調べることができる。
ネット上で流布する「ヨーロッパ、韓国、オーストラリア、シンガポールなど141カ国がビザ免除へ」という外交部筋の情報について、微信(ウィチャット)アカウントの「外交部領事直行便」は、このニュースは虚偽であり、信じてはならないとしている。
郭少春氏は、「ビザの新たな簡便化については、“中国領事サービスサイト”や“領事直通便”で真っ先に公式発表する。この2つのプラットフォームで発表される公式情報だけを信じてほしい」と述べる。
同氏はまた、春節期間に海外出国する人々に対し、この2つのプラットフォームが発表する安全情報に注意し、危険地域に行くことを慎むと同時に、安全防犯意識と自己防衛意識を高め、「海外はリスクがある。リスクを避け、損害を減らす」ことを忘れず、合法的かつ理性的になり、過度な行為に走らないように促した。さらに、旅行先でのタブーや法律を理解し、郷に入っては郷に従い、中国人観光客の文明的で自信にあふれたイメージを伝えてほしいとの考えを示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月28日