カナダと米国の研究者がこのほど、国際学術誌「Consciousness and Cognition」で発表した研究結果によると、1日10分瞑想すると、集中力が高まり、特に不安を感じている人の場合その効果が高いという。新華社が報じた。
人は、普段の生活のうち半分ぐらいの時間はぼんやりと過ごしているものだ。不安を感じている人は、頻繁に気が散る状況にあると、勉強や仕事にマイナスの影響が生じ、無事に自分の任務を果たせるかということにも影響が及ぶ。
今回、カナダのウォータールー大学などの研究者は米国の同業者と協力し、不安を感じている人82人を対象に調査を実施。まず、パソコンを使った作業をしてもらい、集中度を評価した。そして、次に、参加者たちを無作為に2つのグループに分け、1つのグループには、もう一度同じ作業をする前にオーディオストーリーを聞いてもらい、もう1つのグループには、瞑想の練習をしてもらった。
すると、瞑想は、不安を感じている人がうわの空になるのを防ぎ、自分の思いを心配事ではなく、外部の世界に向け、やるべき仕事に集中するようサポートすることが分かった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月7日