日本版WeChat LINEがスマートスピーカーを発表

日本版WeChat LINEがスマートスピーカーを発表。 コミュニケーションアプリのLINEがスマートスピーカーを配信した。近年、新しいスマートスピーカーが次々と登場する中、LINEの参入は市場に新たな風を吹き込み、メディアから「日本の音楽業界を救う」とも言われている…

タグ: スマートスピーカー LINE

発信時間: 2017-06-21 14:35:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

スマートスピーカーは位置づけを模索中

多くのメーカーがスマートスピーカーの競争に加わる中、「これらの商品はスピーカーとして使用するほかに何ができるか」という疑問がある。

アマゾンのスマートスピーカーは、背後に巨大なアマゾンのECサイトがあり、そのコア業務の強化を目指している。京東のスマートスピーカーへの投資にも同様に、巨大EC市場の入り口を逃したくないという思いがある。

アップルのHomepodは自身のiTuneやiPodなどの音楽面の優位性を生かし、高品質の音楽を楽しめる点が特長である。アップルは同システムの音声技術を強調し、Siriの機能は後回しにしている。同社はSiriを「音楽博士」とし、アーティスト探しをサポートし、スマートスピーカーを通してスマートホーム「HomeKit」でのシェア獲得を狙っている。

中国国内を見てみると、「小魚在家」は百度のOSと共同開発した「分身魚」を「ライブチャットロボット」と位置づけている。これは働きながら子育てする人たちの遠隔監視と連絡、家族と離れて暮らす人たちの連絡をサポートすることが狙いで、ライブチャット機能を主軸に、その他の日常生活での利用も可能にする。

市場の痛点となるのはどれか。家電操作か、ショッピングか、子供への読み聞かせか、それともスケジュール管理か。これを判断するのはまだ早く、メーカーはユーザーのニーズを模索している。百度度秘 (ドゥミ)事業部の景鯤マネージャーは「環球網」の取材に対し、「国内のAI市場にとって最大の試練は、ユーザーに受け入れられるかである。誰がこの競争で勝つかは、ユーザーが新しいサービススタイルを受け入れられるかにかかっている」と述べた。

先に優位に立ったのはアマゾンである。米市場分析会社「ストラテジー・アナリティックス」の統計によると、Echoの2016年売り上げは650万台超、15年は170万台で、17年は1000万台に達する見通し。しかし、アマゾンは米国を主な市場としている。

注目すべきなのは、クアルコムもスマートスピーカーの競争に加わった点である。同社は「スマートスピーカーをスマートフォンと同じようにシンプルにする」ことを目指している。外国メディアは、クアルコムはスマートスピーカー市場に波乱を起こし、将来的にさらに多くのメーカーが関連商品を開発すると見ている。今回LINEが発表したスマートスピーカー「WAVE」は、クアルコムの 212 APQ8009(4コア、1.3GHz)をもとに開発された。

コミュニケーションアプリのLINEがスマートスピーカー市場に参入し、AIに転身したのはおもしろい動向と言える。また、可愛らしいキャラクターで多くのファンを獲得したLINEが、今年リリースする「CHAMP」で若者の心を掴めるかも見どころである。少なくとも記者は、「CHAMP」には科学技術の新鮮さがあり、言語パートナー機能があり、彼女や友人に贈るのにふさわしく、アイデアと面白さが備わった贈り物だと思う。当然、それは「サリー」と「ブラウン」を知っている人に限られるだろうが。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月21日

 

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