顔認識決済が支持される理由とは 正確度は肉眼以上

顔認識決済が支持される理由とは 正確度は肉眼以上。

タグ:現金 顔認識技術

発信時間:2017-09-07 15:30:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 顔認識決済技術の登場は現金、キャッシュカード、モバイル決済に次ぐ新たな決済方法の誕生を意味する。消費者に多くの選択肢が与えられ、財布を忘れたり、携帯電話のバッテリーが切れても支払いができる。また、人と機械の関係も新たな段階に入っている。人と機械の接触はパソコンから携帯電話へと発展したが、現在は設備の束縛から逃れ、人だけで操作できるようになった。

 

 アント・フィナンシャルのバイオメトリックス技術責任者の陳継東氏は、「合理化が進み、支付宝の顔認識の正確度は肉眼を超えている。また、独自の生体検測法で顔データの写真や映像が偽装でないかを判断する」と述べた。

 

顔認識は生活をより便利にする

 

 脈脈データ研究院の呂文龍氏によると、顔認識は発展が速い応用分野であると同時に、国家政策の動きに合わせ、国民生活に資する分野でもある。国家863計画、国家科学技術支援計画、自然科学基金は顔認識関連の研究費用を用意している。国家政策の支持と整備により、顔認識技術は日常のより広範囲に普及している。

 

 多くの人がパスワードを使用することを仕方なく感じている。簡単すぎる設定だと他人に知られやすいが、複雑すぎると自分も覚えられない。また、お年寄りは視力が悪く、キーを押し間違え、何度も入力し直してロックがかかることもある。お年寄りにとって、顔認識機能は便利で安全といえる。

 

 身分証、パスポート、免許証などの紛失、盗難も非常に面倒なことだが、バイオメトリックス技術はこの問題も解決する。バイオメトリックスはインクルーシブファイナンスを推し進めるコア技術の1つである。2016年のG20杭州サミットは『G20デジタル・インクルーシブファイナンス高級原則』を公布し、インクルーシブファイナンスの原則8項目を打ち出した。現在、世界で約15億人が身分を証明できずに基本的な金融サービスや権利を受けられていない。その多くがアジアやアフリカの人である。金融サービスのインターネット化が進み、身分の遠隔認識が重要になっている。バイオメトリックス技術はインクルーシブファイナンスを推し進める上で積極的な役割を果たす。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月7日

 

 


1  2  3  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで