科学技術は中国人、特に都市部住民の生活を変え、李宇さんのような都市部で働く人たちの生活はますます便利になった。同様に、住宅地で野菜を売る人や牛乳配達員の生活も科学技術によって変化している。
四川省出身の李書安さんは北京市東城区で牛乳配達の仕事をしている。彼は約100人いる注文客を携帯電話でどのように管理しているかについて、「以前は月末になると1軒1軒回って集金し、いつ行っても不在の人もおり、お釣りを渡さなければいけないなどの面倒もあった。現在はWeChatのグループで通知し、時間通り送金してくれ、わざわざ訪問する必要がなくなった」と嬉しそうに語った。
ある統計によると、中国のモバイル決済ユーザーは5億200人に達し、都市部人口の総数を上回った。モバイル決済をはじめとするスマートライフは都市全体に浸透している。高級デパートから煎餅果子の露店に至るまで、科学技術は経営スタイルを変え、物乞いもQRコードを使用するほどになっている。北京の国営銀行で見られていた行列は今では見られなくなり、さまざまなロボットが窓口スタッフの代わりに業務を行っている。ロボットは人より多くのことができ、効率的でもある。北京の道路も静かになり、道路脇にスマート駐車料金システムが設置されてから、ドライバーと駐車管理人が揉める光景も見られなくなった。また、モバイル決済が中国人の生活に重要な部分になったことは、無人コンビニの発展と拡散の土台になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月16日