世界のモバイル決済を牽引するアリペイ

世界のモバイル決済を牽引するアリペイ。

タグ:アリペイ,モバイル決済

発信時間:2017-10-27 10:54:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 中国社会科学院財経戦略研究院インターネット経済研究室の李勇堅主任は、「中国のモバイル決済は世界最先端になっている」と述べる。

 同氏によると、アメリカなど先進諸国と比べ、中国のモバイル決済はオンラインだけでなくオフラインでも浸透している。アメリカのPayPalを例に採ると、同サービスは様々な国で使用されており、世界ユーザー数は1億5300万人に上る。しかし主にオンライン決済に使用されており、オフラインにおいて同サービスを採用する企業は限られている。アメリカでは、店の支払をスマホで決済する金額は3.0%に過ぎない。日本でのモバイル決済利用率もわずか6.0%と、中国の水準をはるかに下回る。

 英オックスフォード大学東西戦略研究センターの高連奎顧問は「科技日報」の取材に対し、「この点は、海外に出た人々が最も実感するところだ」と述べる。政策的支援や、あふれるイノベーションと起業の気風がある中国は、情報科学技術分野で他国を追い越す条件がある。中国のSNSメディアやEコマースの発展が、モバイル決済発展の重要な要素となっている。

 欧陽日輝氏は、中国のモバイル決済市場は主にアリペイとウイチャットペイで占められており、他のモバイル決済企業の規模は比較的小さいと指摘する。アリペイモデルは主にEコマース企業のエコシステムに依存している。オンラインからオフラインまでの決済となっているが、実質的にはオンラインがオフラインに拡大した結果である。ウイチャットペイモデルは、莫大な数のSNSプラットフォームのユーザーに依存するもので、使用者のカバー率や利用場面の浸透率が極めて高い。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月27日

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