論文は引用されることで、その評価が判断される。2007年から2017年(10月)までに中国の科学技術人材が発表した国際論文は、計1935万回引用されている。昨年の統計結果と比較すると、その数は29.9%上昇しており、イギリスやドイツを超えて世界2位となった。
専門別では9学科が2位に迫る引用数
専門別で国際的に注目される論文は、中国が世界の4分の1を占め、引用される論文件数も世界3位となっている。2007年から2017年までに、専門別で引用件数世界上位1%の論文を「高引用論文」という。この2年間で発表された論文のうち、直近2カ月間に大量引用され、かつ専門別で上位0.1%の論文を「国際注目論文」という。
2017年10月までの中国の「高引用論文」は20131件。世界全体の14.7%を占め、前年比で18.7%増加。世界3位を維持している。世界シェアは5.7ポイント上昇した。中国の「国際注目論文」は703件で、世界全体の25.1%を占め、これも世界3位を維持している。
中国の材料科学分野での論文引用件数は世界1位。他にも8学科で2位となった。
昨年調査の時点で中国は18学科で論文引用数が世界10位以内に入っていた。3位以内に入ったのが9学科。うち材料科学が1位、環境生体学が2位となっていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月5日