中国は衛星打ち上げ分野での利益を増やし、ロシア、米国、フランス(フランスにはアリアン社がある)などのライバルを超えたいと考える。その理由は以下の2つ。
ロケット技術
ビツィンガー氏によると、中国のロケット打ち上げ技術は試練に直面したが、前世紀以降の200回以上ロケット打ち上げで、失敗したのは数回である。中国は「長征11号」などの固定燃料ロケットの打ち上げに成功し、アリアン社、NASA、一部の米国の民間企業と同じスタートラインに立った。
衛星データの安全
あるアナリストによると、中国と外国の顧客は衛星データを所有者の手中におさめる方法を見つけた。データの安全が保障できれば、衛星打ち上げプロジェクトの魅力を高めることができる。
少なくとも、中国の衛星プロジェクトはデータ侵害の回避に努めているとわかる。ビツィンガー氏によると、中国は「汎用衛星」の製造を開始し、他国が購入後に改造でき、国家セキュリティと無関係の各種の目的に使用できるようにしたいと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月28日