豪メディア:映画ヒーローから見る中国の台頭

豪メディア:映画ヒーローから見る中国の台頭。

タグ:豪メディア、映画ヒーロー、中国、台頭

発信時間:2018-02-18 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 

 オーストラリア放送協会(ABC)のサイトは2月11日、「中国の大型映画の新型の愛国ヒーローはスーパー大国の台頭を反映している」という見出しで、「長期にわたり中国の映画もほかの国と同じで、米国スタイルのアクションスターが悪者をやっつけるというものだったが、中国の外交の自信の高まりは映画分野にも現れ、世界2位の市場の映画ヒーローも中国の旗を振るようになっている」と論じた。

 

 アクション映画『紅海行動』が2月の春節期間に公開される。同作は3年前の中国海軍が数百人の中国人と外国人を衝突の中から撤退させた事実を伝えるもの。中国海軍のメディア機関が制作した。類似の映画『戦狼2』は2017年に中国の興行成績の記録を打ち立てた。映画産業アナリストの蒋勇氏は、「中国では軍事関連のニュースが増えている。これは世界の環境、中国が大国になっていることを反映しているのかもしれない」と話す。

 

 以前、中国の軍人または傭兵が外国の衝突に関わる映画は珍しかった。しかし、中国は海外に基地を持ち、そのような状況も現実になりつつある。これについて、米国人記者で中国情報サイト創始者のジョナサン・ランドライズ氏は、「中国が外国に関わるようになり、映画にその事実が反映されるのも当然である。以前のハリウッドもそうだった」と話した。しかし、世界の変化と中国の台頭の現実が西洋の映画作品で語られることはまだ少ない。

 


 あるオブザーバーは、西洋の制作会社は中国市場を重視するようになり、近年はこのような民族主義のテーマがハリウッド映画に導入されていると話す。これは中国政府にとって有利である。多くの海外のオブザーバーは、中国の国産映画が海外でハリウッド映画ほどの文化資本を持つことはないと見ている。ランドライズ氏は、「米国映画の観客は世界各地に及び、ハリウッド映画の出演者に注目する。それぞれの姓から多くの人または彼らの親が世界各地から来たことがわかる。中国では国内の観客向けのストーリーで国内で成功を収めないと、海外に輸出できない」との見解を示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月18日

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