中国の南極調査隊、熱水と冷湧水の併存を初発見

中国の南極調査隊、熱水と冷湧水の併存を初発見。熱水と冷湧水は近年、国際海洋研究の焦点となっている。熱水噴出域と冷水湧出域には非常に特殊な化学エネルギー生態系が存在し、「万物の生長は太陽に依存している」との認識を覆した…

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発信時間:2018-03-23 13:28:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 熱水と冷湧水は近年、国際海洋研究の焦点となっている。熱水噴出域と冷水湧出域には非常に特殊な化学エネルギー生態系が存在し、「万物の生長は太陽に依存している」との認識を覆した。また両域には豊富な資源があり、熱水堆積によるブラックスモーカーには、金や銀、銅、亜鉛、鉛などの金属が含まれ、冷水湧出域からは天然ガスハイドレート(メタンハイドレート)も産出される。人類はこれまで、熱水と冷湧水が併存する現象を発見したことはなかった。


▽南極にもあったマイクロプラスチック


 マイクロプラスチックは近年、海洋環境の注目の話題となっている。国連環境計画は2014年、早期に解決すべき10大環境問題の一つとしてマイクロプラスチック汚染を挙げた。世界では毎年、約3千万トンのプラスチックが海洋に進入している。大きさ5ミリメートル未満のプラスチックの破片はマイクロプラスチックと呼ばれ、化学的に安定し、分解されにくいことから、海中で数百年さらには数千年にわたって存在することができる。マイクロプラスチックは、海洋生物に致命的な影響をもたらし、人類の健康に脅威を与えている。


 各国の研究者らは近年、各地の海洋でマイクロプラスチックを発見してきた。南極は人類の活動の極めて少ないエリアだが、今回の向陽紅01号の南極調査で調査隊員がマイクロプラスチックを発見した。「南極でのマイクロプラスチック発見は、人類活動の汚染が世界の隅々にまで広がっていることを警告している」と李所長は語った。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月22日  

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