温中蒙氏と彼のチームはモジュラー小型協働ロボットをコア商品とし、ロボットを生活に浸透させ、人間に奉仕するよう取り組んでいる。「清華との上肢リハビリロボットという提携プロジェクトは、モジュール化した関節を組み立てて中風または筋肉損傷の患者に回復マッサージや治療を提供するというもの」と温中蒙氏は紹介した。
起業初期、温中蒙氏とチームが自主開発したロボットアーム技術は2016年に在中国フランス大使館が発起したフランス留学経験者起業コンテストで1等賞を獲得した。「受賞は私たちチームにとってサプライズで、興奮した。自分が進む道は間違っていないとわかっていながらも、自分を疑うことがある。そういうときに人に求められることは本当に重要」と温中蒙氏は話した。6月下旬、フランスのフィリップ首相は訪中した際にロボット製品を見て興味を示した。温中蒙氏は、「中国とフランスのロボット分野における交流はまだ科学研究者個人の技術シェアと話し合いが中心で、業界または公式レベルの交流の形はできていない。しかし、双方の技術を一定のレベルに上げるのに、交流の常態化はごく自然なことだと思う」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月11日