中国のeスポーツ選手がアジア競技大会に登場

中国のeスポーツ選手がアジア競技大会に登場。王者栄耀(honor of kings)チャンピオンズカップ国際招待試合の決勝で、中国の2チームが対決し、QGhappyが4:2でeStarProに勝利し連覇を果たした…

タグ:中国 eスポーツ 選手 アジア

発信時間:2018-08-15 14:20:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


   8月11日晩、満席の北京工人体育館は「王者回帰」の瞬間を見届けた。王者栄耀(honor of kings)チャンピオンズカップ国際招待試合の決勝で、中国の2チームが対決し、QGhappyが4:2でeStarProに勝利し連覇を果たした。

 

 同日晩、もう1つ注目を集めた場面があった。ジャカルタ・アジア競技大会の王者栄耀国際版(AoV)競技に出場する中国チームのメンバーが大歓声の中で中国国旗のついた「戦闘服」を着てステージに上がった。

 

 「アジア競技大会の競技に参加する中国チーム」と言うより、「eスポーツ国家チーム」と言う方がわかりやすいだろう。今回のジャカルタ・アジア競技大会では6種目のeスポーツ競技が行われ、中国人選手は王者栄耀国際版を含む3種目に参加する。4年後の杭州アジア競技大会でeスポーツは正式種目になり、「国家チーム」が正式に発足される。

 

「国家チーム」の責任感

 

 「eスポーツ国家チーム」のトレーニング開始後、李托監督は厳しい管理は自分に適していないと気づいた。

 

 「国家チームの多くは厳しく管理され、毎日の起床、睡眠、携帯電話の使用なども管理され、一種の力で背中を押されている感覚」と李托氏。普段は正午に起床して訓練を開始するという。アジア競技大会の時間に合わせ、国家チームは午前9時に起床して練習し、午後に1時間の昼寝をしたあと夜まで練習する。張宇辰キャプテンは、「起きている間はずっと訓練している」と話す。

 

 食事面の制限は、選手たちに大会前であることを実感させた。興奮剤が含まれている可能性がある豚肉、牛肉、羊肉、レッドブル、コーヒー、チョコレートなどは食品の「ブラックリスト」に入れられている。

 

 KPLリーグ(王者栄耀プロリーグ)の各クラブ出身者からなるこのチームは、まず慣れることが必要となる。李托氏は、「結成直後は20連敗以上し、人生を疑うレベルの惨敗をしたこともあったが、持ち直した」と述べた。最初は実力のある中国台北チームに勝てなかったが、徐々に息が合ってきた。張宇辰キャプテンは、「努力してきたため、よい成績が出せると思う」と話す。

 

 「国家チームという責任感が支えになっている。これは私たちがやるべきことで、中途半端ではいけない」と李托氏。

 

 これらの若者にとって、中国のeスポーツを代表してアジア競技大会に出場することは新鮮なことであり、夢の実現でもある。

 

 中国チームのメンバーの王添龍氏は、「昨年、世界的な大会に出場し、より大きな舞台で能力を発揮したいと思っていた。今年のアジア競技大会はそのチャンスをくれた。国家代表選手として光栄に思う」と話した。

 

 国家チーム入りを知った時、李托氏は信じられなかった。姉が最初に知り、「奇跡」と言われたという。


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