武漢科技大学労働経済研究所の張智勇所長とそのチームはこのほど、職場行為と疲労状況に関する調査報告を発表した。調査によると、労働者の8割以上が通常以上の精神的、身体的ストレスを受け、過労状態であることがわかった。
残業は日常茶飯事
張智勇氏のチームが実施した調査によると、作業負担が比較的重い労働者が多く、12.9%の労働者の週の残業時間は平均10時間以上、1週間の平均労働時間は47.56時間で、国が定める40時間を上回り、時間外労働が比較的深刻となっている。53%の労働者が時々または頻繁に深夜まで仕事をし、36%がたまにまたは頻繁に出張し、71.9%が時々または頻繁に不規則な労働をしている。
モバイル通信が普及し、勤務場所はオフィスに限られなくなった。このような便利さにより、仕事と生活の境界線はますます曖昧になっている。
靳さんは2017年に大学を卒業し、北京市内の某セキュリティ技術有限会社の営業をしている。「オフィスにいないため比較的自由だが、プロジェクトの時は残業が増える。残業して顧客と会ったりし、1日に12時間続けて顧客と面会したこともあり、最後は頭が働かなくなった」と話す。
1日の勤務時間は8時間から16時間とまちまちで、出張は日常茶飯事だという靳さんは、「営業は常に顧客と関係を維持しなければならず、勤務時間は厳しく管理されておらず自分で調整できるが、顧客からメールがあるとすぐに返信しなければいけない。怠ると業績に影響する」と話した。
過労 身体面の影響も