中国の「怠け者消費」が160億元に 若者のニーズ急増

中国の「怠け者消費」が160億元に 若者のニーズ急増。 仕事の帰りに野菜市場の前を通るが、買って帰ると重たい。北京市在住の徐さんは慣れた手つきで携帯電話の生鮮食品配達アプリを開き、帰宅時間に合わせて配達時間を指定した…

タグ:怠け者 消費 若者 ニーズ

発信時間:2018-12-19 14:29:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


「怠け者」も楽でない?

 

 中国式マッサージの出張サービスをインターネットで予約する際、その質は誰が保証するか。さらに言うと、どのような人が来るかもわからない。出張サービスの安全性をどのように保障するか。親友の徐さんからマッサージの出張サービスを勧められているが、陳さんは不安に感じている。

 

 実は、「怠け者サービス」において、ユーザーの体験と情報漏洩は弱点であり、出張サービスの安全性、代行業務の専門性も消費者を不安にさせている。個人情報の漏洩問題については、『2017年中国インターネット安全問題ユーザー調査報告』によると、ネットユーザーの85.8%が個人情報漏洩に不安を抱いている。統計によると、ネット通販ユーザー4億8000万人のうち半数以上が個人情報漏洩を経験したことがあり、うち84%が迷惑行為や経済損失などを受けた。個人情報漏洩などによる経済損失額は年間915億元に上る。また、O2Oの出張サービスはその特殊性から、個人情報漏洩による迷惑を被りやすい。

 

 これについて、北京郵電大学インターネット管理・法律研究センターの崔聰聰副主任は、「サイトと業者は情報収集に積極的になりすぎ、保護を怠り、情報のパスワード管理を行なっていないため、完全に無防備な状態になっている。より全面的にセキュリティ管理を行うにはサイトの整合を行う必要があり、これは最終的に怠け者経済の今後の運営モデルの動向に関わる」と述べた。

 

 業界関係者は、怠け者経済を民間に浸透させるには、価格競争の代わりにサービス、技術競争を展開し、「インターネット+」のデータ面の優位性を生かし、需給のマッチング度合いを高める必要があると話す。飲食、日用消費財、美容、レジャーなどの主流分野だけを見ても、オフライン市場の取引規模は約11兆元だが、インターネット化率は10%にも満たない。中国のオフラインサービス市場の見通しは明るく、O2Oサービスには巨大な開拓余地がある点も無視できない。


 「怠け者経済」が今後、「グループ消費」を通してユーザーに満足感を与えられるか、各界から期待がかかる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月19日


<  1  2  3  4  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで