「逆春運」の傾向強まる 一線都市が人気目的地に

「逆春運」の傾向強まる 一線都市が人気目的地に。

タグ:春節帰省ラッシュ

発信時間:2019-01-11 14:20:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 2019年の春節が近づき、鉄道と飛行機の春運(春節帰省ラッシュ)チケットの争奪戦が白熱化している。帰省チケットは入手困難で航空券は高額となり、今年は「逆春運」という方法で大都市で春節を過ごす人が大幅に増加している。


 「逆春運」は、若者が実家にいる両親や子供に自分が生活する都市に来てもらって一緒に春節を過ごし、春節後に帰省することを指す。ここ数年、お金を節約でき親孝行もできる「逆一家団欒」が受け入れられるようになり、多くの都市部で働く80年代生まれ、90年代生まれにとって両親と春節を過ごす良い手段となっている。


 「携程」などのチケット予約サイトによると、今年は「逆春運」の傾向が目立ち、上海、北京、広州、深セン、杭州、南京、天津、青島、寧波、アモイの10都市が最も人気を集め、春節前1週間にこれらの都市に向かう飛行機の予約件数は前年比40%増加した。「お年寄り4人子供1人」の旅行者の予約が大幅に増加し、航空券価格が高速鉄道より安いケースもある。


 専門家は、「逆春運」の流行は帰省乗車券の入手困難または帰省航空券が高すぎることと密接に関係していると分析する。「逆春運」路線の航空券価格は非常に安く、最低で88%オフのチケットもあり、予約状況にも余裕がある。旅費を節約できるだけでなく、家族と過ごす時間も増え、違った春節を過ごすことができる。


 「携程」のデータを見ると、人気出発地トップ10は成都、重慶、ハルビン、西安、長春、鄭州、長沙、貴陽、合肥、武漢。これらの都市がある省は伝統的な労働輸出大省である。1月28日から、四川、重慶、河南、安徽、湖南、湖北などから多くのお年寄りが「逆春運」を開始し、関連路線はピークを迎える。「逆春運」の復路ピークは2月11日に始まる見通し。


 業界関係者は、都市部で春節を過ごす「逆春運」の人気に伴い、北京、上海、広州などの春節期間に「がら空き」になっていた都市は今年、人が大幅に増えると予想している。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月11日


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