米ビジネスニュースサイト「クオーツ」は8日、ケニアが2020年に中国語を小学校の授業に導入すると伝えた。ケニアのカリキュラム開発研究所(KICD)の責任者のJulius Jwan氏は、「中国語は世界で最も広く使用されている言語の1つで、ケニアと中国の経済貿易関係も密接になっており、中国語を学ぶことはケニア人にとって大きなメリットがある」と述べた。
Jwan氏によると、中国語教育大綱の制定作業はすでに完了している。2020年から小学4年生(10歳)以上の学生は中国語を第二外国語に選択できるようになる。中国語はドイツ語、フランス語、アラビア語とともにケニアの小学校の外国語の授業になる。
またJwan氏は、「世界で最も広く使用されている言語の1つ、国連公用語の1つである中国語をケニアは軽視すべきではない。中国語がケニアで広く使用されるようになれば、より多くの中国人観光客、中国からの投資を引き込むことができるだろう。中国語学習はケニア経済の繁栄に役立つ」と述べた。
近年、アフリカ大陸で「中国語ブーム」が起きている。南アフリカは2016年に中国語を第二外国語として国民教育体系に盛り込んだ。2年あまりで、中国語教育が南アフリカの一部の小中学校に試験導入された。南アフリカに続き、モーリシャス、タンザニア、カメルーン、ザンビアなどのアフリカ諸国も中国語を国民教育体系に組み込んだ。
2018年12月、ウガンダは全国の中学校35校に中国語教育を導入すると発表。ウガンダで、中国語の授業は高校1年生と2年生の必修科目、高校3年生とその他の高学年の選択科目となっている。今後2年、ウガンダは中国語教員の育成に力を入れ、現在の35人から100人に増やす計画。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月11日