北京師範大学芸術・伝媒学院の胡智鋒院長は、『流浪地球』はハリウッドのSF映画にある米国の「個人英雄主義」が世界を救い統治するという典型的な内容を単純にコピーせず、連合政府の創設、天上・地下の結合、地球と共に歩むという「中国プラン」を打ち出したと話した。
「作品は人類の今後の生存・発展に着目し、映像で人類の未来の命運に対する憂慮を伝え、人類運命共同体の構築という理念を生き生きと表現し、中国の責任ある大国としての人類の生存・発展に対する卓識と使命を示した」と胡智鋒氏。
王暁暉氏は、「嬉しいことに、作品の特殊効果の80%を中国チームが手がけた。米国の大作映画とまだ差があるかもしれないが、全体的に見て世界一流レベルに達し、ここ数年の中国映画産業と映画技術の革新が著しい効果を上げたことを示した。『流浪地球』は近年の国産SF映画の飛躍的作品」だと述べた。
長期にわたり、SFテーマは中国映画制作の弱点で、急成長する産業発展より遅れていた。王暁暉氏は、『流浪地球』の登場は国産SF映画の模索の手本になる経験を提供し、中国とハリウッドの同類映画の差を縮め、国産の同類映画制作の模索と中国映画のイノベーション・グレードアップに大きく貢献したと強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月21日