「ワイルド・スピード」
2015年、『最強大脳」第2シーズンの中継現場で、中国のルービックキューブ「ロボット」と称される孫虹燁さんは日本の郡司光貴さんと対戦した。その激しい闘いを目にした李佳洲くんは、ルービックキューブに興味を持った。
「テレビ番組で見た6つの面を元どおりにする方法が気になり、お母さんから知りたければネットで教程を探せばいいと言われた。お母さんは、僕が本当に公式と教程をネットで探すとは思っていなかったみたい」と話す李佳洲くんは、感動しかっこよく感じ、ルービックキューブに興味を持った。
インターネット動画で学び、李佳洲くんは2分でルービックキューブを元に戻せるようになった。3年でスピードアップから目隠しで揃えらるようになり、アマチュアからプロになり、彼は自身の記録を更新し続け、指先で「ワイルド・スピード」を演じている。
スピードキューブで競うのはスピードだが、大脳、目、指先の連携がさらに重要で、これは最も難しい部分でもある。技術を上げるため、地下鉄、バス、自宅、カフェなど学校以外の全ての場所が彼の練習場になった。
家族は李佳洲くんが熱中することに慣れており、彼がルービックキューブを手にすると携帯電話をマナーモードに切り替える。李佳洲くんの母親は、「邪魔にならないようにしたい。ルービックキューブをする彼を応援し続ける」と話し、今年の彼の目標は2×2ルービックキューブのアジア記録を破ることだと明かした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月1日