IDCの最新の市場シェア統計によると、中国企業が主導する市場はスマートフォンだけではなくなった。小米(シャオミ)と華為(ファーウェイ)のウェアラブルデバイスが業界内で注目され、両社は2018年第4四半期にウェアラブルデバイス分野で急成長を遂げ、今後1年でアップルを呑み込む可能性もある。
IDCは報告の中で、過去1年、ヒアラブルデバイス市場は大幅成長し、このような状況は数年続くと予想した。また、スマートウォッチは54.3%増加し、2018年のウェアラブルデバイス出荷量の29.8%を占めた。
IDCの統計によると、ハードウェアメーカーの2018年第4四半期のウェアラブルデバイス出荷量は1億7220万台で前年比27.5%増加。スマートウォッチ出荷量に占める比率は55.2%で最大となり、スマートブレスレット(30%)とヒアラブルデバイス(22%)がその後に続いた。
1620万台のウェアラブルデバイスを販売したアップルは市場トップを維持し、市場シェアは27.4%となった。しかし、中国の小米と華為が勢いを見せ、アップルの市場シェアは前年同期の29.6%を下回った。
小米の市場シェアは43.3%で今季に2位に躍進。販売台数は750万台。華為は248.5%という驚異的成長を見せ、570万台を売り上げ3位につける見通し。華為は1年前はトップ5にも入っていなかった。
IDCは、小米は原産国の中国でも勢いを維持し、最近は欧州やその他のアジア諸国で投資し、利益を得て競争力を高めているとした。華為はウェアラブルデバイスとスマホ市場である程度の地位を築いている。同社の多種のスマホはウェアラブルデバイスにシームレスコネクションできるほか、新商品のリリースも成長を後押しした。
Fitbitは販売台数555万台で4位、サムスンは400万台で5位だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月8日