「独身者の3割は毎月の最大の出費が娯楽・交際費」、「トレーニング+ペットは独身者の標準装備」など、中国のインターネット、ビッグデータ技術の発展により、EC業者は中国の「おひとりさま経済」の需要の変化に目を光らせている。中でも、ビッグデータサイトの台頭に伴い、多くのECサイトや研究機関はビッグデータを利用して「おひとりさま経済」のニーズを分析し、コンパクト化・細分化した商品を生み出している。
様々な現象から、独身者はまだ大きな増加余地があり、消費潜在力は十分に発掘されておらず、巨大な消費のチャンスが隠れているとわかる。業者にとって、消費グレードアップが進む中、このグループの消費傾向と動向を把握することは「おひとりさま経済」市場でのイニシアチブ獲得につながる。しかし一部の専門家は、「おひとりさま経済」は経済的問題に限らず、長期的視点は国の長期的発展の「プラスエネルギー」ではないと指摘する。
独身者の購買力と消費意欲は高く、娯楽、飲食、教育などの業者に人気の「独身貴族」だが、「おひとりさま経済」の台頭の背後に「独身者のジレンマ」がある点に懸念を示す専門家もいる。専門家は、若者の間で未婚が流行すれば、長期的に見て人口、家庭構造、人間関係などの社会問題に発展すると指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月17日