中国の婚姻率は5年連続で低下 若者が結婚しない理由とは

中国の婚姻率は5年連続で低下 若者が結婚しない理由とは。

タグ:婚姻率 婚姻意欲

発信時間:2019-03-21 16:04:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 都市化の二重のクラウディングアウト効果の点から言うと、都市化の能動的効果をなくすことは難しいが、一連の措置を通して若者の大都市での居住問題を解決すれば、都市化が婚姻率にもたらす受動的効果を有効的に解消できる。


 国家統計局と民政部の統計によると、2013年以降、中国の婚姻率は年々低下している。2013年の全国の婚姻率は9.9‰、14年は9.6‰、15年は9‰、16年は8.3‰、17年は7.7‰、18年はわずか7.2‰に低下し、2013年以降の最低水準を記録した。


婚姻率の低下は正常な現象


 婚姻率低下の主な要因は人口の年齢構造にある。人口構造の変化と高齢化の進行に伴い、婚姻適齢人口の割合が減少し、婚姻率の低下につながっている。この視点から言えば、中国の婚姻率はさらに低下すると見られる。例えば、2010年の中国の出生率はわずか11.9‰で、婚姻年齢を22歳とした場合、2010年に生まれた人は2032年頃に婚姻・出産の時期を迎え、婚姻率も自然と低くなる。


 次に、婚姻率は経済成長と密接に関わっている。中国の1人あたりGDPは1万ドル弱で高所得国家の水準に迫り、婚姻率の低下は正常な現象である。経済成長と都市化は婚姻意欲に二重の「クラウディングアウト効果」をもたらすためである。


 能動的に婚姻意欲を持たせないというのは、都市化が婚姻率にもたらす能動的効果である。農村部と比べて、都市部の生活は充実している。他人と生活する社会において、中国伝統社会の「結婚と出産を急かす」行為、親や親戚からのプレッシャーなどはない。


 これらは婚姻意欲の低下につながっている。結婚しない自由という点から、結婚しない人が増えている。

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