タイの青年、車掌になるため中国で学ぶ

タイの青年、車掌になるため中国で学ぶ。

タグ:タイ 一帯一路 中国タイ鉄道協力了解覚書

発信時間:2019-04-14 09:10:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 タイの若者アヌパさん(21)は幼い頃から車掌になることを夢見てきた。「一帯一路」イニシアチブのおかげで、アヌパさんは先ほど中国で鉄道技術を学ぶための奨学金を獲得した。アヌパさんは今月下旬に荷物をまとめ、数千キロ離れた場所へ幼い頃の夢を追い求めに行く。


 タイで車掌になるのは容易なことではない。申請者はタイの鉄道専門学校に合格しなければならない。またこの学校は国防学校で3年学習したか、もしくは兵役の義務を終えている若者しか募集しない。


 さまざまな理由により、アヌパさんはこの学校を受験する機会を手にすることができなかった。失望したアヌパさんは建設現場の作業員として2年間働いた。彼が現場で夢を実現できそうもなくため息を漏らしていた時に、ふと転機が訪れた。


 中国とタイは2014年に「中国タイ鉄道協力了解覚書」に署名した。両国はその後、鉄道関連分野の教育訓練協力プロジェクトを開始した。


 アヌパさんは「私はある日フェイスブックで偶然に、鉄道関連の専門知識を学ばせるため、ある専門学校が学生を中国に派遣するという情報を目にした」と振り返る。彼はこの学校に合格し、さらに「中国タイ高速鉄道中国語教育プログラム」により、武漢市で中国語と鉄道専門知識を学んだ。


 アヌパさんは中国で初めて高速鉄道に乗車し、鉄道に対するそれまでの認識が覆された。彼はタイの高速鉄道建設の揺るぎなき支持者になった。


 武漢市から帰国したアヌパさんは、海上シルクロード孔子学院による「天津・タイ2019年職業教育奨学金」試験に合格し、天津鉄道職業技術学院で3年間留学するための奨学金を獲得した。彼は新華社記者に「夢にまた一歩近づけたと感じた」と話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月14日

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