文化体験、言語基礎の学習 留学する高校生が増加

文化体験、言語基礎の学習 留学する高校生が増加。新東方が発表した『2019中国留学白書』のデータによると、1年半前に留学を計画する学生の数が増加し、うち低年齢の申請者が増え、高校段階に留学する傾向が強まっている…

タグ:留学 高校生

発信時間:2019-07-18 14:19:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    新東方が発表した『2019中国留学白書』のデータによると、1年半前に留学を計画する学生の数が増加し、うち低年齢の申請者が増え、高校段階に留学する傾向が強まっている。多くの家庭が子供を高校段階に留学させ、高校生は大学院生と本科生に次ぐ3番目に多い留学層になっている。筆者は先日、高校段階に留学する学生を取材し、15~16歳で留学する彼らに話を聞いた。

 

特徴を体験 海外生活に事前に慣れる

 

 中国国内の多くの国際高校が国外の学制、教育方式、教育理念にならい、学生に早くから異なる教育を体験させている。広東省の国際高校に通っていた郭彤さんは、留学を考えている。

 

 しかし、「本場」のイギリス教育理念を考慮し、彼女はイギリスの高校、セント・キャサリン・スクールに行くことにした。「留学することをすでに決めていたため、早めに海外の生活に触れておいた方がいいと思った」と、郭彤さんは当時を振り返る。

 

 イギリスの高校で授業を選択する際、郭彤さんは大学の専攻を決める基礎にするため、一番好きな数理化の授業を選んだ。郭彤さんは、「国内の国際高校の教育方式は国外の高校と似ているが、教える範囲が狭く、基礎が中心。イギリスに来てから、ほぼ全ての科目を自分で選べることを知った。授業のカバー範囲が広く、伝統的な科目のほかにファッションデザイン、インダストリアルデザインなどの技能類の授業もあり、スポーツはホッケーやテニスなどのイギリスの伝統スポーツがある」と話した。

 

その人に応じた教育 個性を伸ばすことを尊重

 

 陳雨彤さんは高校段階で米バージニア州のミドルバーグ・アカデミーを卒業し、現在はペンシルベニア州立大学の2年生である。郭彤さんと異なり、陳雨彤さんは初めは高校段階の留学を考えていなかったが、実際に訪れた際に考えが変わった。「高校1年生の夏休み、米国にいる両親の友人に会いに行き、現地の風土人情を知るきっかけになり、現地の先生と知り合い、話が弾んだ」と話す陳雨彤さんは、この旅で考えが変わり、留学を予定より早めた。

 

 しかし、入学日の陳雨彤さんの思い出は「良い」とは言えない。学校を慌てて決めたため、始業してすでに1カ月近く経っており、学校に着いてすぐに茫然となったという。「授業と時間割が全くわからなかった」と彼女は苦笑しながら言った。



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