マレーシア環境省のヤン・メイイン大臣はメディアの取材に対し、「先進国は自分が作り出したゴミに責任を持つべきだ。マレーシアに送られるプラスチックゴミの一部は公約に違反している。先進国がゴミをマレーシアなど発展途上国に押し付けるのは不公平だ。条約改正案は、先進国のゴミを発展途上国に移すという世界的な問題を解決させる第一歩となる」と述べる。
応急的な政策の制定が急務
専門家は、「ゴミ輸出国であるアメリカなど先進国がこれまでを改め、自分の問題を他人に押し付けるのではなく、ゴミ過剰問題を真摯に、自身で解決すべきだ。ゴミ貿易に従事する人々は今も、脱法的なやり方で、あるいは制限が甘い地域でその活動を行っている」と指摘する。
ある専門家は、「その根源であるプラスチック製品の生産と使用から検討すべきだ。たとえば環境保全製品の採用を推進する政策を採るべきだ。同時に生産者は、最小化された、効率的で環境にやさしいパッケージの消費ニーズを掘り起こしていくべきだ」と提案している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月21日