毎年恒例の中国語総括、年度人気ワードがこのほど発表された。「穏」「我和我的祖国」「難」「貿易摩擦」がそれぞれ年度の国内字、国内ワード、国際字、国際ワードに選ばれた。これらの人気ワードと新語は社会の焦点の移り変わりを記録し、文化生態の脈絡を表している。
年度新ワードは社会生活の新しい現象と変化を映し出し、今年度の経済・社会発展において話題になった出来事と関連している。「夜経済」は中国経済の新興の活力源となり、「郷字号/土字号」は農村の産業振興に新たな原動力を注いだ。通信3大手の5G料金プランが正式スタートし、2019年は「5G元年」となった。年度流行語は社会生活のあらゆる面を映し出し、「我和我的祖国」「最も美しい奮闘者」「中米貿易交渉」などはこの1年が波乱万丈だったことを説明している。
年度インターネット用語はネットユーザーの注目点と喜怒哀楽をありのままに表している。物質が豊かな時代に、生活から引き算しいさぎよく「断捨離」する人は本当に「是個狼人(ある意味すごすぎる)」と言える。目覚ましく発展するインターネット業界における高給は、多くの人を「檸檬精(羨ましい)」と感じさせた。これらのインターネット用語はネットユーザーの生活をリアルに表し、これらのワードを通し、私たちは社会の価値観の変化を知り、思想政治活動が対応する新たなトレンドと手段を考え判断することができる。
濃厚な故郷愛
我和我的祖国
国家というように、国がなければ家もない。今年は中華人民共和国70周年にあたり、『我和我的祖国』という歌が大陸の各地に響き渡り、誰もがそれぞれの方法で「私と私の祖国」のストーリーを語り、国家繁栄の栄光をシェアした。
「我和我的祖国」は子供から老人に至るまで流行語になり、その裏には幸せで素晴らしい生活への憧れがある。苦しみと圧迫に満ちた70年にわたり、新中国は貧しく弱い国から世界の強国になり、新中国がなければ私たちの現在の幸せな生活もない。
14億護旗手
暴徒が香港で国旗を海中に投げた行為に対し、CCTVは同日にミニブログのトピックス「五星紅旗には14億の護旗手あり」を発表し、トップに表示した。多くのネットユーザーがコメントを残し、転載し、祖国への愛、国旗を守るという嘘偽りのない感情を表現した。
このワードは大国の自信も表している。今年の国慶節祝賀イベントは、新中国成立後の輝かしい成果を全面的に紹介し、閲兵式で検閲を受けた陸・海・空軍の隊列が颯爽とした姿で威勢を示し、大国の重器が次々と登場し、国民を奮い立たせた。群衆で結成された「素晴らしい生活」などの隊列は、世界に中国人の生気にあふれた姿を見せつけた。
最も美しい奮闘者
新中国の最も美しい奮闘者は、中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁が配布した『中華人民共和国成立70周年の盛大な慶祝が幅広く展開する“我和我的祖国”群集性テーマ宣伝活動に関する通知』で打ち出された表彰名である。
中華人民共和国成立70周年を祝うため、全国範囲で「最も美しい奮闘者」学習宣伝活動を展開し、中華人民共和国成立以来の各地、各業種、各分野の先進的人物を讃え、幹部群衆が「最も美しい奮闘者」の手本になり、自身の命運を国と民族の命運と結びつけるよう自覚し、個人の理想価値の実現と融合させるよう奨励した。