新たなテクノロジー革命と産業の変革が訪れ、中国のインターネット業界は昨年、それまでの流れを引き継ぎ今後を展開する重要な節目を迎えた。業界発展の新たな空間を切り開き、インターネットの影響範囲をさらに拡大した。
【キーワードその一 5G】
2019年は「5G商用化元年」とされた。工業・情報化部は昨年6月、中国移動、中国聯通、中国電信、中国広播電視に5Gライセンスを発行した。3大通信事業者は10月末に5G料金プランを正式に発表した。中国の5G大規模商用化が正式に始まった。
5Gは昨年最もホットな技術だったと言える。業界関係者によると、5Gは広帯域、低エネルギー消費量、高速、低遅延、広範囲のカバーといった特長により、業界の変革をもたらしうる技術だ。5Gは新たなモバイルネットワークインフラを構築し、産業・農業・交通・エネルギー・医療などの伝統的な業界のデジタル化・スマート化・ネット化発展をもたらす。新製品・新モデル・新業態を生み、デジタル経済発展の力強い駆動力になる。
「IMT-2020(5G)推進チーム」(工業・情報化部、国家発展改革委員会、科学技術部がつくる作業チーム)は、中国の5G商用化は2020−25年に10兆6000億元の経済効果、3兆3000億元の経済付加価値を直接生み出すと予想した。間接的な経済効果は約24兆8000億元、経済付加価値は8兆4000億元。
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