【キーワードその三 AI】
中国のAI(人工知能)産業は急成長を維持している。中国電子学会シンクタンク(CIEシンクタンク)の統計によると、昨年第1−3四半期の中国AI中核産業の市場規模は76億7000万元を突破し、前年比で約29.6%の増加となった。
【キーワードその四 地方市場】
1・2級都市のネットユーザー数が飽和化し、データ通信量のボーナスが徐々に失われるにつれ、地方市場がネットユーザー成長の新たな駆動力になっている。これはIT企業が新たな市場チャンスを模索する重要な場でもある。
この地方市場とは、3級以下の都市、県鎮、農村地区の市場を指す。300の地級市、3000以上の県都、4万以上の郷鎮、66万の村を網羅し、人口は約10億人。この集団のインターネットの需要はさらに開発可能で、かつネット通販、娯楽、SNS、情報などの面で高い市場の潜在力を持つ。拼多多、快手、趣頭条などがこの市場で次々と事業を展開している。
中国のEC大手の2019年を振り返ると、地方市場が戦いの舞台となった。拼多多が地方市場でボーナスを手にすると、アリババ、京東、蘇寧が後に続いた。地方市場という新興消費市場、消費けん引の新たな動力がすでに形成されており、期待できる。
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