紙の本の平均読書量は伸びず ネットで話題の書店で見るものとは

紙の本の平均読書量は伸びず ネットで話題の書店で見るものとは。

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発信時間:2020-01-07 16:26:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ネットで話題の書店には多くの人が訪れている。上海中心52階にある朵雲書院は全国最高の書店と呼ばれ、オープン当初の週末の利用者は1万2000人に達し、普段でも3時間並ばないと入店できない。鐘書閣重慶店は昨年春節期間、来店客があまりにも多く、「不定時入店制限」措置をとった。「史上最も孤独な図書館」と言われる三聯書店海辺公益図書館は繁華街から離れた場所にあるが、有名になってから観光客で混雑し、一時は予約制となった。


支援のもとで開店ブーム


 PAGEONE北京坊店の総面積は2500平方メートルで、立地が良いだけでなく、内装も特徴的である。設計士はこの店の設計に5カ月を要し、顔面偏差値が高く、店内で撮影する人は本を閲覧する客より多い。


 PAGEONE北京坊店は2019年度北京市特色書店にランクインした。また2019年、北京市内239店の実体書店が年度実体書店プロジェクト支援として約1億元の資金を獲得した。2019年9月末時点で、北京市の実体書店は285店増加し、前年同期比で28.1%増加した。


 北京の変化は1つの縮図と言える。数年前は次々と閉店していたが、最近はショッピングセンター、商業不動産、住宅街、観光スポットが積極的に誘致し、実体書店は低迷を脱し勢いを見せている。


 2019年中国書店大会で発表された情報によると、2018年、各地の新華書店集団、大型チェーン書店、新興の独立書店が開店ブームを迎えた。最も多い大型チェーン書店は1年で100店舗以上開店し、多くの都市が年間数百店さらには1000店の書店新設支援計画を発表した。


 今回の開店ブームでは、「顔面偏差値」と「最も美しい」がこれらの書店のキーワードになっている。百道新出版研究院の程三国院長は以下のように話す。インターネット書店の影響により、実体書店は消費者を書店に引き戻す可能性の模索に努力するしかなかった。この過程は社会全体が裕福になり、消費者が消費グレードアップを追求し始めた時期と重なった。こうして、次世代の「美しさ」を追求した書店が生まれた。


行ってみるだけでなく、「本」を重視

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