紙の本の平均読書量は伸びず ネットで話題の書店で見るものとは

紙の本の平均読書量は伸びず ネットで話題の書店で見るものとは。

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発信時間:2020-01-07 16:26:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ネットで話題のある書店は来店者が多すぎるため、撮影する場合は1冊以上購入することを規定している。重慶市渝中区のこの旧書店は面積わずか十数平方メートルに各カテゴリの書籍が並び、文学的で懐かしさもあり、長蛇の列ができることもある。


 これは議論を引き起こし、書店の「本源」である「書店で何をすべきか」が指摘された。


 近年、書店は急発展しているが、別のデータはそれほど変化していない。第16回全国国民読書調査によると、2018年の中国の成人1人あたりの紙の本の読書量はわずか4.67冊で、2017年の4.66冊とほぼ変わらない。書店の来店者数の増加と比べて、伸びていないと言える。『2018~2019中国実体書店産業報告』はこれらの現象を「消費者の日程に入っただけで、消費者の生活には入っていない」と論じた。


 北京市社会科学院の王林生副研究員は、「ネットで話題のスポットはインターネット時代特有の産物であり、その出現と流行はインターネット時代のアテンションエコノミーと密接に関わっている。多くの人がネットで話題の書店を批評するが、その対象は書店そのものではなく、書店が提供する各種機能が十分に生かされ、使用されているかである」と話す。


 また王林生氏は、「顔面偏差値そのものでネットで話題の書店の持続的発展を推し進めることはできず、それは内在的発展の前提となる条件にすぎない。ネットで話題の書店にはコンテンツの強力なサポートが必要で、より多くのコンテンツサービス、さらには関連の周辺サービスを提供することでより人気を集めることができる」と述べた。


 中国文化創意産業研究会産業発展部の胡娜主任は、書店が長く生き残り、心に残る体験をさせるには、読書に回帰する必要があり、そうしなければネットで話題の書店もすぐに別の店に取って代わられるとの見解を示した。


 観光客で一般読者の蕭迎さんは、「行ってみるという行為は読書ではないが、本と全くの無関係でもなく、多くの人にとって読書を始める第一歩になるかもしれない」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月7日


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