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貧困者移転施設 入居者の幸せな新生活。午後4時半、瀋有碧さんは作業を一旦止め、徒歩3分の場所にある隣の幼稚園に息子を迎えに行き、戻って作業を再開した。「ここに住み、ここで仕事をし、幼稚園もここにあり非常に便利」と彼女は話す…
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午後4時半、瀋有碧さんは作業を一旦止め、徒歩3分の場所にある隣の幼稚園に息子を迎えに行き、戻って作業を再開した。「ここに住み、ここで仕事をし、幼稚園もここにあり非常に便利」と彼女は話す。
瀋有碧さんの故郷は遠く離れた広西チワン族自治区楽業県邏沙郷太平村で、百色市百東新区にある百色深センタウンに引っ越してから、1人あたり2500元を支払い一家5人で120平方メートルの大きな家に住み、敷地内の貧困者支援作業場で働いている。
百色深センタウンにはここ数年で、百色各県から1万人以上の貧困者が移り住み、チワン族、漢族、ミャオ族など11民族に及ぶ。「深センタウン」という名前は、ここが深センペアリング支援によって建設された貧困者移転地であり、深セン市が財政を投じ、騰訊、万科、平安などの企業が2億元以上を寄付したことからつけられた。
記者は深センタウンで、橙色の外壁の建物が並び、コミュニティ党群サービスセンター、学校、病院が完備され、スーパー、薬局、軽食店、八百屋などを人々が行き来し、生活らしさが濃厚であるのを確認した。
敷地面積60ムーの深百実験学校には現代的な校舎、標準的な運動場、体育館などの施設がある。「我々のハード施設は百色市の中でも一流」と、林立書校長は話す。校長によると、百色市は各県区から数十人の優秀な教員を派遣し、公開募集を通して教員を充実化し、僻地出身の子供たちに町の子供たちと同じ教育を受けさせている。
昨年運営を開始したコミュニティ病院は百色市人民医院が運営し、3階建ての建物には診察室、注射室、点滴室、病室などが完備され、CTやDRなどの検査も受けられ、医師は百色市人民医院から調達した。韋福初医師によると、普段は7～8人の医師が勤務し、よくある小さな病気を診察できる。現在は高齢者と子供を中心に1日10～20人を診察しているという。
広くて清潔なコミュニティ党群サービスセンターで、住民は民政手続き、社会保障、教育・衛生など各サービスについて尋ねることができる。就業サービス所には人力資源・社会保障システムが設置したタッチパネルがあり、広西各地の企業の募集情報を閲覧できる。春運（春節帰省ラッシュ）が始まり、コミュニティは列車の乗車券のネット代理購入サービスも開始した。
「家具を作る技術を持っているが、近所にふさわしい仕事はあるか」。34歳の任家佳さんは春節前に自分と妻の仕事を探すため、就業サービス所を訪れた。
スタッフの許紅麗さんは任家佳さんの要望を聞きながら記録し、就業サービス所にある募集情報を紹介した。「今のところ、その分野の仕事はない。募集情報が入ってきたら伝える。明日、タウンで大型の就職説明会があるから、行ってみるといい」と許紅麗さんは伝えた。
就職は移転後の発展の要となる。百色市右江区就業サービスセンターの黄瑞珉主任によると、地元の政府部門は技能訓練や就職説明会を積極的に行うと同時に、受入先企業に奨励金も支給している。これまでに1000人以上の住民が就職し、貧困者10人の就職をサポートした。付近には第二次産業と第三次産業を一体とした深百産業パークもあり、前期入居企業は従業員募集を開始し、今年は1000人以上の就職先が提供される見通し。
政府部門のサポートにより、入居者の簡得岳さんは広東省での職業経験を生かし、貧困者支援作業場を設立して電子工場からの加工注文を受け、これまでに170人以上を従業員に受け入れ、毎月の売上高は10万元に達する。簡得岳さんは、「タウン2期も入居が進んでいる。敷地を拡大し、より多くの貧困者を受け入れる計画」と話した。
移転後のサービスとして、入居者が元々いた県区は幹部による追跡貧困者支援を行うと同時に、貧困者移転と末端組織、自治組織の原則推進を堅持し、プログラムに基づいて百祥コミュニティ自治組織を構築し、住民委員会を設立した。コミュニティ両委員会の幹部は全員、住民から選ばれる。
コミュニティ第一書記の林庚宝さんは、「現地は党がリードする教育、就職、文化、社会保障などの作業を実行し、“百祥管家”“百祥文芸”“百祥聯防”“百祥志願”の4つのサービスコミュニティを設立した。また、公益ポイントを使用できるコミュニティ栄誉スーパーを設立し、多方面から住民のコミュニティ建設への積極性を引き出し、新生活に溶け込めるよう促している」と話した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2020年1月29日
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