2日午前、体温測定を終え、記者は中国最大の野菜集散地である寿光地利農産品物流パークに入った。パーク内は慌ただしく、多くの人が値段交渉、梱包、出荷、重量測定などの作業を行なっている。
野菜を乗せたトラックが取引を行うハウスを慌ただしく出入りする。ハウス内で作業する人たちはマスクをつけ、電光掲示板に新型コロナウイルスの予防知識が表示されている。
野菜取引を行って10年以上になる王傑さんは30トンのカリフラワーが小売りされるのを待っている。自分の栽培基地と倉庫を保有し、供給源に問題はないという彼は、「野菜の供給は何の問題もないが、買いに来る人が少ない。今年のカリフラワーの卸し値は500グラム1元にもならず、数日前と比べて1元も下がった」と話す。
記者が取材した大根、白菜、トマトの販売業者も、寿光と全国の市場供給源は足りているが、感染症の流行により全国各地の多くの農産物市場が閉鎖期間を延長し、企業の着工と学校の始業日も延期されたため、川下市場のニーズが大幅に減少したと話している。
王傑さんは元々、1日に30トンのカリフラワーを売っていたが、現在は十数トンしか売れず、倉庫に70トンの在庫がある。