寿光市文家街道桑家荘村のハウスで、桑雪梅さんはキュウリのつるを摘み取りながら、「ここ数日は価格が安く、生産量は平年と変わらない」と話した。桑家荘村の桑漢平党支部書記によると、村には256軒のハウスがあり、キュウリ、トマト、唐辛子、インゲンマメなどを栽培し、1日にそれぞれ約2万5000キロ生産している。
中国寿光野菜日価格指数によると、キュウリや大根などの価格は20%以上値下がりし、ジャガイモ、長カボチャなどは15%以上値上がりし、野菜総合日価格指数は3日連続で下落した。
寿光地利農産品物流パークの総経理補佐の国明茜さんは、供給が十分なため、一部の野菜価格が下落するのは正常な市場の動きだと考える。野菜の全体的価格は合理的区間にあるという。
寿光物流パークの野菜供給能力は川下市場のニーズを上回っている。寿光市商務局の情報を見ると、川下市場の需要減少の影響を受け、ここ数日、寿光から北京や上海などに出荷される野菜の品種、量、価格は全体的に低下傾向にある。
2003年のSARS発生期間、寿光は武漢市に平価で1日600トンの野菜を供給した。国明茜さんは、「物流パークには数百台の輸送車があり、武漢に向かう車両が20台あるほか、北京などの都市に出荷する車両、供給源も問題ない」と話した。
また、寿光地利農産品物流パークは野菜の供給と価格の安定を保証するマニュアルも作成した。国明茜さんによると、物流パークの電子決済センターは価格指数早期警戒に基づき、ある野菜の供給力が不足すれば、パークはすぐにその栽培業者を探し、生産地から野菜を調達して取引する。