高濃度のウイルス環境に長時間さらされた場合、エアロゾル感染の可能性ある

高濃度のウイルス環境に長時間さらされた場合、エアロゾル感染の可能性ある。

タグ:エアロゾル感染

発信時間:2020-02-20 14:56:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国家衛生健康委員会は19日、『新型コロナウイルス肺炎診療方案(試行第六版)』を新たに発表し、「エアロゾル感染の可能性」などの内容が加わった点に注目が集まっている。


 最新版の『診療方案』では、感染経路に「閉ざされた環境で高濃度のエアロゾルにさらされた場合にエアロゾル感染の可能性がある」という内容が加わった。


 北京大学公共衛生学院の王培玉副院長は19日に『環球時報』の取材に応じ、以下のように述べた。病院やクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号のような閉ざされた環境で新型コロナウイルスへの感染が発生した。最新版の『診療方案』に記載されたエアロゾル感染という説は、主にこれらの現象の中で出た結論である。これは、新型コロナウイルスが約1メートルの距離で伝染するとは限らず、ウイルス濃度が高い環境でもあり得ることを示す。例えば、「ダイヤモンド・プリンセス」号での伝染状況はこのような啓示を我々に与えた。そのほか、医師の感染は、病院という閉ざされた環境にもエアロゾル感染の可能性があることを示している。


 さらに、王培玉氏は、SARS流行期間にしても、現在にしても、回復者の血漿を使った治療は有効的な方法だが、血漿の数が少なくある程度のリスクも伴うため、全面的に普及させることはできず、一部の軽症および中等レベルの患者にはこの療法は適していないとの見解を示した。一方、重症患者に対しては、命を救える可能性があるのなら、各治療法を試す必要があるとした。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月20日

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